2012年1月6日金曜日

上海問屋 DN-AMP-T1

買った直後に\500値下げ

内容について一切の責任を持ちません
中の人は電気回路が全くわかりません
※保障は投げ捨てるもの
※音質についてはあてになりませんよ?





<誰もレビューしないのは何故だ?>
HPA代わりにしてたTA-V9900の消費電力が洒落になってない様子なので安物HPAをIYHしてみたぞ!

ついでにオヤイデQAC-202 3.5MLSもIYH!HPAよりケーブルの方が高い('A`)

という訳で上海問屋DN-AMP-T1です。\2999\3499とすんげぃ安いので買ってみた。
誤差0.1%な抵抗VISHAY VSR 4個より安い

評判はこんな感じ。2chしかソースが無い。さてどうだろうか…



動作確認なんぞせずにまずはバラす。この瞬間が楽しみ(ぉ
パチモノオペアンプとかパチモノコンデンサが見たかったんです



基板の品番はTCG Audio T1+…T1しか合ってないな。まあ中華HPAですし。



電源端子はminiなキャノンっぽい感じ。ちゃんと固定ができるぞ!NCSというコネクタらしい

…ケースだけは立派だなコイツ。

そういやACアダプタだと思ってたらコイツただの変圧器で全波整流をアンプ本体でやってるのよね。

妙にゴツい端子なのはそのせいなんだろうか…1N4007指定だけど1000Vもかかるの?





<中の人は電気回路が全くわかりません>
という訳で中を見ていきましょうか!



…?



抵抗の足にコンデンサが接木されてやがる!
基板→コンデンサ→抵抗→基板

流石中華HPAだやることが違う。ドリルで穴開けてランド削ってどうにかするか別基板にすればいいのか?




ボリュームはAカーブ50kΩ…のはず。ちなみに後述するがギャングエラーが酷いのを引いた模様。

ボリュームから伸びてるのはボリューム外装→GNDの線(だと思う)。

そういやこうした方がいいって偉い人が言ってたような…でも針金はやめてくれ!



最初の接木で心が折れたがコンデンサ周りをよく見てみる。

使用されてるのは全部日本ケミコン105℃品。中華コンじゃないじゃん!

だが何故音響機器に一般105℃品を…私のX-FiにKZEとKZH生えてるけど…

品番はKMF/KMQ/KMY/KZE/KZG/KY/LXV…ものの見事にバラバラだ。左右ですらバラバラだぞ

出力周りが片チャンネルKMQの片チャンネルKMY、LM317/337に繋がってる奴が負方KMFの正方LXV。なんぞこれ?

ちなみにKMFとKMYはカタログ落ちした旧製品らしいよ。ソースはニッケミ

そしてとりあえず素人なりに基板読んでみた。うんよくわからん。


パターンを画像にして入力→出力の信号経路に網かけてみた図(クリックで拡大)

基板の印刷を見るとフィルムの1μFと電解10μFをパラるみたいなんだけど電解一発になってる。

負帰還のループにGND-KZE 25V 47μF-抵抗が繋がってるんだけどなんなんだろう?

カットオフがすごいことになってるHPF(DC除去)なのか~てことはこれがカップリング?

後から無理矢理追加されてるって事は…どういうこと?



気を取り直して電源部へ。LM337とLM317で正負電源な訳ですか(よくわかってない



平滑コン(多分)。おおKYとか初めて見た!KZGならよくBI○STERのマザーで吹いてたけど(ぉ

基板に「2200μF」って書いてあるけど470μF。なぜならこれが限界だからさ!('A`)

このケース押し込んで18mm位までしか使えないっぽい。1000μFのKZHで20mmらしいよ。
16V 1000μFなら入るっぽいけど耐圧不足で吹っ飛ぶ…?

SE-200PCIについてるようコンビナートな奴ならいけそう。それかアキシャルを無理矢理(ry

しかしコンデンサーの印字が本物KZHと比べるとなんか汚いなぁ…まさかね?



基板の印刷ガン無視といえばパスコンのフィルムも無視(0.1μF→0.33μF)してる。これドコ製?

そしてジャンパ指示の所に抵抗が…はて片方のチャンネルには無いぞ?



裏側にありました。つかこの抵抗はどうして追加されたんだ…?

メモるの忘れたんだけど画像を見ると茶黒黒赤茶…10kΩらしい(カラーコード読めない

これで20kΩ相当にしてるってこと?全開にしても10kΩだけど(だよね?)

もしかしてこの抵抗無しじゃオペアンプ飛ぶとかじゃないよな…?うわぁおっかない。

ちなみにフロントパネルの六角ネジがナメてた。手持ちの工具じゃ外せない!

すっかり改造する(作業は外注)気まんまんですね。病気です。


さて肝心の音質は…とようやく聴いてみる事に。

構成はSoundBlaster X-Fi DigitalAudio(コンデンサ交換済)-QAC-202 3.5MLS→DN-AMP-T1→ATH-A500。

で聴こうとした所でトラブル発生。X-Fiが認識しねぇ('A`)

旧2号機に突っ込んでみると動く。放置して戻すと…Windowsが起動しない

何故か光学叩いて沈黙しやがるのでSATAケーブル引っこ抜き。なんとか起動。

調査の結果QAC-202のジャックがケースに触れるとマズいっぽい事が判明。つまり使えない('A`)

仕方ないので付属3.5-3.5ケーブルで聞いてみる…ボリュームがダメだ!ギャングエラー!

そしてチリチリジージーノイズが。人柱用低インピーダンスのだとすげぇノイズでビビる。

私の組み立て方が悪かった模様。電源配線をオペアンプから遠ざけたらノイズ無くなった…

ハズレを引いたらしい。まあ中身もハズレクオリティだった気がしないでもないが…

ポップノイズは出たり出なかったり。ATH-A500じゃそんなに気にならない。

音としては中域に引っ込んでる所があるような無いような…

最初はどーしようもない音だったけど何時間か聞いてたら耳が慣れた。これがエージングって奴だね。

入力側の音量を上げてちょいと音量大きめで聴くとなかなかいい感じだと思う。

ただ外部ノイズにやたら弱い気も。あと電源切るとポップノイズの直後に一瞬ラジオ(?)受信するぞ!
なにがおこってるの…?

まあ値段相応じゃないだろうか。X-Fi直刺しの方が音いい気がするがな!





<図面の書き方は忘れた>

LM337側の2kΩが怪しい…約9V(8.8V)出力ならこれでいいはずなんだけどカラーコードが2kΩに見えない。

ちなみにDN-AMP-T1ProにはニッセイAMZ的な何かとデカい平滑(表記通りの2200μF?)とソケットに乗ったOPA604が使われてるらしい。
そういえばダイオードにコンデンサ近づけるとノイズ拾いまくるとか…

10μFの電解がフィルムになってるけど接木はそのまま。…設計ミス?それとも経路を最短にする工夫?
それよりVCC-とパスコン?の470μFをもっと近くに配置すべきなんじゃ?

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