2020年9月25日金曜日

【既出ネタ】Solid Edge 2D Draftingの小ワザ集【2020対応】

V12で初めて触った現ST9ユーザーが教える、今日から使えないテクニックと仕様の罠
個人的な忘備録ともいう…気が向いたら追加されてくかもしれない(よわき)
ちなみに画像は基本的にSolid Edge V18(2005)です。





<まずSolid Edge 2D Draftingがダウンロードできないんだが>
無償の2D CADソフトウェア - Solid Edge 2D Drafting

さも日本語入力できそうな入力例が書かれているが、この入力フォーム君は2バイト文字非対応。
半角英数で入れれば通るのでローマ字なり謎の文字列なりを入力しましょう。
少なくともST9の時点でも非対応だったので仕様らしい。初心者はまずココでつまづく


<寸法の縮尺を自動にしても効かないんだけど>

仕様です。縮尺手打ちしてください。
普通に作業シートで描いてる分には自動=縮尺1固定(シートの設定で縮尺指定しても効かない)。


<寸法手打ちするとアンダーバー付くんだけど>
初期設定(JIS)の仕様です。
長いシャフト等を図面上でぶった切ったりした時、

つまりこういう事をしたい時、

①寸法右クリック→「寸法のプロパティ」→「縮尺」で強引に合わせる
②寸法ダブルクリック→「実寸でない寸法」で手打ち
③寸法のタイプを「空白」にしてから「寸法補助記号」で手打ち


の3パターンで強引に寸法を修正する訳ですが、このうち②でやろうとすると寸法の下にアンダーバーが付いて邪魔ですよね。
本当はもっとちゃんとした方法があるはず…あと③は位置がズレるのでこの場合は非推奨


この場合は寸法右クリック→「寸法のプロパティ」→「端末記号と記号」→「実寸でない寸法」を「なし」に設定で消える。
そもそも「寸法のスタイルの変更」から変更してしまえば永遠に消えてくれる。

ちなみに③はこういう事がしたい時に使う。

シリアスな製図の場合、IIIとかXXIとか書いておいて別表に枝番毎の寸法を書く時にしか出番は無い気がする…


<外形線と寸法線が接触してるんだけど>

右みたいに隙間を開けたいんだけど左になるのは初期設定(JIS)の仕様です。

「寸法のスタイルの変更」or「寸法のプロパティ」→「寸法線と累進寸法」→「要素との間隔」を0.22に設定すると約1mm離れる。
単純に間隔1mm÷フォントサイズ4.5mm≒0.22なので


<角度寸法が中央にこないんだけど>
初期設定(JIS)がMS Pゴシック(全角)だからです。

半角フォントに変えると多少良化します。


<寸法が黒かったり緑だったりするんだけど>
初期設定(JIS)の場合、黒が形状制御寸法、「濃いシアン」が形状依存寸法です。
2020だと初期設定が形状制御寸法になってるので、ST9ユーザーの私はそっと南京錠マーク外して形状依存寸法に固定しました。
少なくともST9まではデフォが形状依存の濃いシアンだったので…


<線が多いDXF開くとクッソ重いんだけど>
仕様です。送られてきた据付図面を開いて憤死するのはよくあること…
ちなみに昔(V18)は「塗りつぶし」を使うとクッソ重くなった上、よくクラッシュまでしやがった(ふんぬ)