2012年1月16日月曜日

【メモ】ニチコン 音響用コンデンサ【情報求む】

※MUSE FA/FS、それ以前音響用の詳細や各コンデンサの音質傾向知ってる方コメントいただけると嬉しいです※
HPAの交換用コンデンサを調べた時の奴をメモ程度に書き残す。

面倒なので平滑用や低背品{SK/MC(絶版)やSW/MW(現行)}は無し。

ちなみに銅足は銅足でも無酸素銅じゃ無いっぽい。HZも銅足だったりするそうな。
無駄知識:ELNAはROA(セラファイン)/ROB(トーンレックス)/ROD(スターゲット)が無酸素銅なのにRFO(PURECAP)は鉄足
…と書いていたがHZの圧倒的性能等を鑑みるに無酸素銅じゃないか?と思う今日この頃。

当時のカタログでもあればわかるんだろうけどオーディオ沼に足突っ込んだのつい先日。

2001年以前のはPDFで無いから情報が無い。1980年代とか全くワカラン。

実家に置き去りにしたSONY TA-V9900に緑スリーブ黒文字の奴がいたけどMUSEとしか書いてない(´・ω・`)

しかし音響用コンデンサまとめwikiとか無いもんなんだろうか。音質評価抜きにしてラインナップだけでもまとめた奴とか…

ニッケミまとめはコチラ
エルナーまとめはコチラ
ブラックゲートとか東信工業とか松下まとめはコチラ


※2012 04/20:KB?、KN?追加
※2012 05/11:museってなってた奴がKSだったので変更
※2012 06/02:シリーズ統廃合の所にFA/FSのグレードが書いてあったので変更&FM追加
※2012 11/12:共立で売ってたDB&ディスコンになるGBを思い出したかのように追加
※2012 12/04:MUSE FSおよびKSを入手したので追加&KNとKB削除、電源平滑用GS追加
※2015 10/03:緑/黒が本当にMUSE KSだったので文章変更等々





ADAM - ?
※画像無し※
濃緑スリーブ 白文字
黒スリーブ 金文字(基板自立型)
昭和60年代近辺のものらしい音響用コンデンサ。スリーブはダークグリーン。
ググると安井章なる人物とニチコンの共同開発、とかいうのが出てきたけど全然わからん。
当時の海神無○線おすすめ商品だったとかなんとか。ちなみに今はESがおすすめらしい。
名前でMUSEより凄そうに思ってしまうのは私だけでいい。
まだ売ってる所があった…が気付いたら在庫切れてた('A`)



MUSE KS - オーディオ用ハイグレード標準品?

MUSE KS(?) 6.3V 22μF 5x11(mm)
濃緑スリーブ 白文字(85年頃?) 緑スリーブ 黒文字(87年頃~?)
詳細不明。80年代に使われていたKZの先祖?FA/FS/FX/FMが登場する以前に多用されていた。
ADAMと同じ色のもあるそうな。ちなみにスリーブの表記はMUSEではなくmuse。
同じスリーブの色で紫文字の奴もあるが詳細不明。



LN - ?

濃緑スリーブ 白文字 / 黒スリーブ 金(箔押し)文字
詳細不明。型番が"UKN~"だから購入してみたらLNだったという(ry
色がADAMやKSと同じでリード(足)が太いので一応追加しておく。82年から存在するのでADAMより古い疑惑。
ディスコンになった基板自立形超小形品にLNがあったが多分関係無い。
サン○イAU-D907 LIMITEDのトーン回路に黒/金(箔)タイプのが使用されてるようだ。実は音響用?
ちなみに82年製造の防爆弁が面白い形になっている。

この防爆弁=古いニチコンなので交換してしまうといい。流石に30年近く前のは危ない



MUSE FA - オーディオ用ハイグレード標準品

緑スリーブ 白文字
MUSE FSの上位版。2001年の時点で既に絶版。アメリカのとあるショップにまだ残ってる?
高級オーディオ機器に使用されたらしいが検索で出てこない。
バブルな時代にSONYとかONKYO等が使ってたけどすぐにニッケミに変わった模様。AWFより高かったんだろうか。



MUSE FS - オーディオ用ハイグレード標準品

緑スリーブ 白文字
一応ハイグレード。2001年の時点で既に絶版。後継はFineGold。
ミニコンポ等に多用されたらしい。が検索しても全然出てこない。
MUSE FXとの違いはサイズ(FSの方が大きい)と文字の色(FXは銀色)。FSとFAは見ればわかる
ちなみに某所にまだ在庫があったりする。FXが見つからない人は探してみては?(余計見つからない



MUSE FM - オーディオ用標準品
※画像無し※
緑スリーブ? 白文字?
標準グレード。2001年の時点で既に絶版。後継はFW。
シリーズ統廃合のPDFに載ってるがグレード以外不明。



MUSE FX - オーディオ用小型化品

緑スリーブ 銀文字
MUSE FSの小型化品。2001年に鉛&塩化ビニルフリー版に切り替わったくせにRoHSに引っかかって絶版。後継はFW。
2004年3月に三栄電波に入荷してるので結構最近まで販売されていたっぽいが2005年にはメーカーページから消えている。
音質は低~中音域に癖があるとか無いとか。KZやFGよりは素直らしい。
実は海神無線店頭に63Vと100Vのが転がってたりする。探せばまだ買えるけどRoHS対応版らしいFWを試してみては?使った人曰く別物らしい…



GS - オーディオ機器電源平滑用
※画像無し※
黒スリーブ 金文字
電源平滑用大型電解コンデンサ。2002年の時点で既に絶版。後継はKG。
シリーズ統廃合のPDFに載ってるがグレード以外不明…なのだが、ほぼ確実にGREAT SUPPLY
GS→GreatSupply
80~90年代のアンプ電源によく使われていたアイツ。少なくともType-Ⅳまであったらしい。
思い入れがあるアンプなら爆発四散する前にKGに交換してあげた方がいい気がする。



MUSE KZ - オーディオ用ハイグレード品

黒スリーブ 金文字
MUSE最上位。FA/FS/FXがあった頃から存在する?
耐圧25V以上しか無い上デカいのでカップリングに使うとエージングが全く進まないとか。ソケット推奨。
音の傾向はドンシャリといえばKZという位ドンシャリらしい。銅足。



MUSE ES - オーディオ用両極性品

緑スリーブ 黒文字
オーディオ用微少信号回路用両極性品。つまりカップリング用という事か。
旧タイプはFineGoldの両極性版になってるが現行タイプはFWの両極性版になってる。
音の傾向はエネルギッシュだとか。低~中が強いってこと?旧タイプと現行タイプとでも音が違うらしい。
ちなみにスリーブの色はFA/FS/FX(エメラルドグリーン)と違ってクリアグリーン。KSと同じ色。銅足。



FQ - オーディオ用スーパーグレード品
※画像無し※
金スリーブ? 黒文字
FG後継?2003年に発表されるもデータシートすら無いという一品。
音質は"全音域に歪み感が無く、澄みきった高域再現"らしい。
需要が無かったのか即RoHS引っかかったのか全く出回っていない…



FG - オーディオ用ハイグレード品

金スリーブ 黒文字
FineGold。MUSE FSかFAの後継。現行品はオーディオ用ハイグレード標準品になっている。
PC関係ではASUSが大好きでXONARにバカスカ積んでくるEvercon積んでくる某Audi○trakとは大違いだ。
音質の評価はKZと違ってフラット気味だのドンシャリだの濃いだのつまんない音だの結構バラバラ。
スリーブの色は画像だと暗めの黄色にしか見えない。銅足。



FW - オーディオ用汎用小型品

金スリーブ 黒文字
MUSE FXの後継…というよりRoHS対応版らしい。現行品はオーディオ用標準品になっている。
ハイグレード版にFineGoldが、音質向上版にKWが存在する。
音質はMUSE FXに似てるとか似てないとか。
ピクチャー検索ではFineGoldよりオレンジっぽいが実物はほぼ同じ色の模様。



KW - オーディオ用標準品

黒スリーブ 金文字
KZに似ているが小さい。サイズと音質のバランスが良くて使いやすいらしい。
SE-200PCIの純正コンデンサに使われてるらしい。私は実物見たことが無いので知らん。
音質はバランスがいいとかなんとか。よくわからん感想だなぁ。



KA - オーディオ用広温度範囲ハイグレード品
※画像無し※
水色スリーブ 黒文字
音響用105℃品。KTの上位版。2011年に発表された新しいコンデンサ。
外見はKTの品番がKAになっただけにしか見えない。FWとFGみたいな関係?



KT - オーディオ用汎用広温度範囲品

水色スリーブ 黒文字
音響用105℃品。一般用105℃品VZの音質改善版。
某Bispaが自家製HPAに使ってた。"高域が非常に綺麗で癖が少ない"らしい。



DB - スピーカーネットワーク用

濃緑スリーブ 白文字(2003年頃まで) 黒スリーブ 白文字(現行)
スピーカーネットワーク用無極性。足が銅足かは書いてない。
RoHS非対応の旧タイプはADAM色。MUSE表記は無い。画像のBP-Pと書いてある方。
地味に共立で売ってるのでカップリングに使用してみるのも一興かもしれない。
サイズがMUSE KZの倍?デカい方が音が良いんだ気にするな!(ぉ



GB - スピーカーネットワーク用

濃緑スリーブ 白文字(2003年頃まで) 黒スリーブ 白文字(現行)
スピーカーネットワーク用無極性。DBをサイズと諸特性で上回る上位版。スリーブにBP-Sと書いてある方。
しかし近々ディスコンになる事が予告されている。最近はフィルムコン使うから採算取れないんだろうか?
ちなみにサイズはデカい事で有名(しかし存在がマイナー)のAXFに匹敵する。
どうでもいいけど画像の50V 5.6(5?)μFって旧PDF(2003当時)にも現行PDF(2011)にも無いんですよね…

2 件のコメント:

  1. 平滑コンデンサに使用、カップリングにも使用 →ELNA製 RE3 16V 4,700μFへ。= 電力容量増加。倍になってます。低域アタックを確保。

    主観はバランスが良く 高音はあまりのびません。MUSES02オペアンプと組み合わせると
    中音を中心とした押し出たサウンドになりました。

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  2. やまちゃん2024年7月28日 2:29

    「アルミ電解コンの音質と構造」(「ラジオ技術」1999年9月)石田雅彦先生の文献には、
    過去のADAMをもとに、開発したNT,NXというタイプのニチコンの電解コンについての記事があります。
    (https://www.audio-blog.jp/2015/02/14/audio-magazine-part9/)
    古いADAMをたいそう大切にストックしていた方がいらっしゃったそうです。
    その当時は、アルミ箔を薄く作る技術がなく、却って、かなり贅沢にアルミ箔を使っていたとのことで、
    石渡博先生の「これほどしなやかにすっきり聞こえるのか」という評価が付いています。
    ADAMを見たことはありませんが、マウザーなどで買えるNT,NXがこの技術を承継しているとのことです。
    音の良い電解コンは、これ一択。流せる電流と、寿命が段違いで、モノが違います。
    電解コンについては、忘れがちですが、データシートで流せる電流をきちんと確認したほうがいいと思います。
    安井先生は、無線と実験という雑誌で、音の良くなるノイズ対策やトランジスタアンプなどで、かなりの投稿をしておられた大家です。
    亡くなられましたが、無線と実験のノイズ対策の文献は、図書館で調べる価値ありです。

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