古い鋼材の硬度目安表にSN68なるものがあったので調べてみた結果のメモ
<で、SN68って何?>
→旧JES及び臨JES、新JESに存在したニッケル鋼の第二種。主な用途は内燃機関のインテークバルブや蒸気タービンのブレードとのこと。
旧JES命名法則(166号)的にはSteel Nickel 68kg/mm2。ちなみにバネ鋼とステンレスは数字の部分が種の数字(例:Steel sPring 1)
硬度は規格に無いが、似たような陸軍規格の發動機鋼第七種(SN68より炭素量が少ない)だとHB150~220なのでその位かと。
第三種と第四種は戦略物資であるニッケルの使用量が多いのと、そもそも使われないので臨JES 第4号 種別G1移行時に消滅した模様。
種別 甲も臨JES移行時に消滅、新JESニッケル鋼はSN65/SN68とも組成が違うが抗張力同じなので同じようなものでしょう。
そもそもニッケル鋼自体が「ニッケルクロム鋼でよくね?」となったそうで、新JESからJISに切り替わったタイミングで規格自体が消滅したらしい。
新JESの番号と最初期JISの番号は一致するっぽいが、JIS G 4101が見当たらない
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